SAS146GB(2.5インチ)で15K なHDDのまとめ

ピンポイントすぎるまとめ。
中古が安く出回っており、どれがどの世代のものなのかを識別するためのもの。素直にSSD買えば良いのだが15KなHDDはそれだけで面白いので、120GBのSSDが新品で2000円を切るまではこれでいく・・・かな?

 

■ 中古で15KなHDDを買うポイント 
 ①不良セクタが出ていると明記されているものは買わない。 
  ⇒ あんまり意味ないが、明記されているものは避けたいな・・・程度

 ②できるだけ新しい世代のものを手に入れる
  ⇒ シーケンシャルアクセス時のスピードが違う
    キャッシュが前世代より倍増していることが多い

 ③できるだけ安価なものを
  ⇒ ②を突き詰めると新品になる。新品買うならSSD買えちゃう。
    同容量のSSDより安く買える中で新しい世代のものにする

2.5インチ15Kのまとめ
・2000年代後半
ST9146852SS (2009年、シーゲート、Savvio15K.2)
キャッシュ :16MB
平均回転待ち:2.0ms
シークタイム:2.9ms / 3.3ms(R/W)
エラーレート:
消費電力  :3.7W(待機時)

MBE2147RC (2009年、富士通東芝))
キャッシュ :16MB
平均回転待ち:2.0ms
シークタイム:2.9ms / 3.4ms(R/W)
エラーレート:
消費電力  :4.1W(待機時)

 

・2010年代前半
HUC151414CSS600 (2010年、HGST
キャッシュ :64MB
平均回転待ち:2.0ms
シークタイム:3.0ms / 3.0ms(R/W)
エラーレート:-10E16あたり1
消費電力  :6.8W/4.0W(動作時/待機時)

MK1401GRRB (2011年、東芝
キャッシュ :32MB
平均回転待ち:2.0ms
シークタイム:2.7ms / 3.0ms(R/W)
エラーレート:
消費電力  :3.8W(待機時)

ST9146853SS(2012年、シーゲート、Savvio15K.3)
キャッシュ :64MB
平均回転待ち:2.0ms
シークタイム:2.6ms / 3.1ms
エラーレート:10E16あたり1
消費電力  :7.41W/3.86W(動作時/待機時)

 

これ以上は300GBとなるのかな?

SMART ARRAY P400のバッテリーリペア

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SMART ARRAY P400は2006年ごろリリースされたSAS1.0のRAIDカードで、古いからなのかBBUは4.8Vのニッケル水素電池。と言う事は、1.2Vのセル×4であり、制御基板との接続は1か所のみで、ご丁寧に+(プラス)のシールまで貼ってある。

こんなにお膳立てされているならやらねばならぬ・・・という事で、既存の死んでいるバッテリを引っぺがし交換しやすいように電池ボックスを追加して似たような容量かつ入手しやすいのッケル水素電池を取り付けてみる。

■ 電池ボックスの解体
スティック状の電池ボックスには薄型の電池が4個入っている。電池を入れて後から蓋をしているはずなので、筐体と蓋の溝を探し、カッターナイフでぐりぐりしていくとパカッと外れて電池を拝むことができます。
(もっと早くやりたい場合は、蓋の中央にカッターで切り込みを入れてペンチで剥がせばOK)

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■ 電池の取り出し
電池と端子がついているだけで、制御基板への接続はないので強引に取り出せばOK

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■ 電池ボックスの加工(これは人それぞれ)
電池ボックスの中に単四の電池ボックスを入れてみたかったので、そのための作業をした。電池ボックスの中にマジックテープを貼り、単四電子ボックスにもマジックテープを貼って終わり。

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■ 制御基板との配線
単四電池ボックスと制御基板をつなげば完了。
極性を間違えないように注意さえすればそんなに手間はかからない。

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■ 完成
これでリペア完了。
あとは数年後に電池がヘタッてきたら交換するだけ。
100均で単四ニッケル水素電池があるので、交換費用は400円。
素晴らしいとして言いようがないwww

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ESXi6.0でRadeon RX480のパススルーについて

昨日購入したRadeon RX480でパススルーの設定ができた。
設定などはググれば出てくるのでその方法についての説明は割愛するが、我が家の構成ではこんな感じ・・・というメモ的なものを置いておく。必要であれば参考にされたし。

ホストマシンの構成

ESXiでのパススルーにCPUの性能などは関係ないので主にマザーボードとか拡張機器周りについて。

素直ではない構成だと思う。2017年になってもまだUltra320SCSIが現役でその両方がPCI-E to PCIの変換経由とか、そろそろU320は捨てろと言われそうだが、便利なので捨てられないw

上記構成をESXi6.0から見たらこんな感じ。

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 VMにパススルーしたいものにチェックを入れた画面。これをVM側の設定に反映させるだけなので設定はいたってシンプル。あとはVMがハードウェアを認識するのでドライバをいれたら終わる。

 これをVM側のWindowsから見たものが以下。

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パススルーしているRadeon RX480とRadeonのオーディオ、RealtekGbEUSB3.0が実デバイスとして見えている。その他はVMwareの文字列が見えるものが並んでいたりする。特に問題なくサクッと設定できてしまうので助かった。

パススルー設定で注意すること

PCI-E拡張カードはだいたい問題なくパススルーできる感じ。(といってもサンプルがグラボとUSBとGbEなので少ないが)
PCI-E to PCIをカマした32bit PCIのデバイスは、それ単体でのパススルーができず必ずPCI-E to PCIブリッジごとのパススルーとなる。このためマザーボードに2スロット以上あったとしても、そのスロット単位ではパススルーできないので注意すること。
どうしてもそういうことをしたいなら、32bit PCIを持たないマザーボードを購入し、玄人志向とかが販売しているPCI-E x1に取り付けるカード型のブリッジを用意したほうが良い。(これだとロープロ専用になるけどね)
また、Ultra320SCSI等のカード側にBIOSの乗っているカードはパススルーしてもうまく動作しない。よくわからないが、ホスト起動時にカード側のBIOSが起動してしまっているため、パススルーしたVM側のPOST時には既にカードが起動しておりホストとVMで競合を起こしているのだと思う。どうしてもやりたい場合は無理なのであきらめて、ESXi側からSCSIバイスをVMに割り当てるほうが良いと思う。
(この方法はこの方法でSCSIバイスのLUNはESXiに無視されるようなので、同一SCSI ID配下のLUNに割り当てられたロボットが認識しないとかあるので悩ましい・・・)

まとめ

レガシーなカードのパススルーはやめとけ

 

 

ローエンドRadeonのまとめ

リネームを繰り返して分かりにくくなっているものとかあるので整理したメモ

Radeon HD5450
 シェーダープロセッサ数:80(※1) 

Radeon HD6390
 5550 → 6390
 シェーダープロセッサ数:320(※1)
 ※1 AMD Radeon - Wikipedia(HD5xxx)

 

Radeon HD6750
 5750 → 6750
 シェーダープロセッサ数:720(※2)

Radeon HD 6770
 5770 → 6770
 シェーダープロセッサ数:800(※2) 

 ・Radeon R5 230
 6450 → 7450 → R5 230(※3)
 シェーダープロセッサ数:160(※2)
 ※2 AMD Radeon - Wikipedia(HD6xxx)
 ※3 ASCII.jp:リネームを繰り返す「Radeon R5 230」搭載ビデオカードが発売

 

 ・Radeon R5 240
 Oland PRO(Oland XT(R5 250)の劣化版)
 シェーダープロセッサ数:320(※4)
 ※4 AMD Radeon - Wikipedia(Rx200シリーズ)

 

2017年1月時点の価格
R5 230(HD6450)は4000円程度。
HD5450が5,500円程度。
R5 240が7,000円程度。
⇒ HD5450はシェーダープロセッサ数が80と割高なので注意。